リフォーム会社が買取再販に参入する場合、近隣住人からリノベーション工事を受注する事が最大の目的です。
従って、なるべく棟数や戸数の多いマンション(区分所有)をターゲットにする必要があります。
そして、近隣住人からリノベーション工事を受注する為には、近隣住人が抱える問題を解決した間取りや仕様にする必要があります。
また、現在の部屋がこんな間取りに変えられるんだ!と思わせる事も重要です。
その為には、大幅に改造できる構造でなければなりません。
そうした場合、やはりラーメン構造です。
このチャンネルはリフォーム会社向けchの為、ラーメン構造の詳細は割愛させて頂きますが、ラーメン構造なら、比較的自由に間取り変更が可能です。
但し、中には共有管が邪魔だったり、梁が低い位置にある等、どうにもならない事もありますが、それでも自由度は高いです。
勿論、アウトフレーム工法も同様です。
ただ、アウトフレーム工法のマンションが買取再販物件に出回るには、築年数的に未だ先だと思います。
その一方、不向きな構造もあります。
それは、壁式構造です。
やはり、壁式構造はリフォーム会社の良さが活かし辛いです。
基本的には5階建以上の建物には採用されません。
従って、低層マンションに多く見られます。
冒頭に申し上げたように、リフォーム会社の買取再販のターゲットは、棟数や戸数の多いマンションです。
不動産系出身の買取再販業者の場合は、物件の差益が重要なので、壁式構造でもターゲットになります。
ただ、リフォーム会社の場合はターゲットが違うので、壁式構造で棟数や戸数が少ないとなれば、それはターゲットにはなりません。
ただ、壁式構造でも棟数や戸数の多い場合があります。
それは、団地タイプです。
その場合は、棟数や戸数といった観点ではターゲットになります。
ただ、リフォーム会社の良さを活かすといった点では、ターゲットにはなりません。
更に、団地タイプでエレベーター無しの4階5階は、物件や立地にメリットが無いと売却スピードは遅いです。
従って、手を出される際は、よくお考え下さい。
リフォーム会社の為のコンサルティング会社として、何かの参考になれば幸いです。